福岡デッサン会では「セツ式」のデッサンを行います。

参加者同士がモデルになって描き合う「友だちデッサン」。
着衣のデッサンモデルに10分間のポーズを取ってもらう「コスチュームデッサン」。
最初の1時間で「友だちデッサン」を4ポーズほど描き、
次の2時間で「コスチュームデッサン」を8ポーズほど描きます。
(適宜休憩を挟みます)
 

セツ式のデッサンとは

セツ・モードセミナーで行われていたデッサンのスタイルです。
部屋の中央でモデルがポーズを取り、参加者はモデルを観察しながらその周りをぐるぐると周ります。
少なくとも必ず一周はして下さい。
気に入った構図が見つかったらそこで描き始めます。
なので参加者は基本的に立って描きます。
前に人が立っていなければ、座って描いても構いません。
 

「モデルの周りを周ってから描く」

同じポーズでも、見る角度によって印象は大きく変わります。
「この角度だと足はこう見えるんだ」「傾いた背中の線が面白い」「シャツに出ているシワが綺麗」など、
自分なりの面白さや美しさを見つけて、
それを10分という時間の中で自由に描いて下さい。
 
様々なポーズの人物を、10分間じっくり観察して描くというのは普段の生活ではなかなかないと思います。
プロの方、アマチュアの方、ブランクのある方や初心者の方も
気軽に参加してみて下さい。
 
 
セツ・モードセミナーを作った長沢節氏(セツ先生)は1999年に亡くなり、
残念ながら学校自体も2017年春に惜しまれながら閉校しました。
現在都内では、セツ出身の有志によるデッサン会が複数開催されています。> 代々木デッサン会
自由の象徴だったセツ・モードセミナー。
ここ福岡でも、そのスタイルをささやかながら繋いでいけたらと思っています。

 
福岡デッサン会主催:ヨモギ田リョオコ木村さやか

福岡デッサン会は2016年2月のプレ開催から、わたくしヨモギ田リョオコと廣まさきさんが始めました。
廣さんの転居のため、2017年10月からは木村さやかさんが一緒に運営してくれることになりました。

(2017年10月・加筆修正)

 
>> 参加の申し込みはこちらから

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